stack of second-hand cassette tapes

なぜ人はカセットを選ぶのか?

古いカセットプレーヤーを引っ張り出す時がやってきたかもしれない。カセットという言葉に聞き覚えがなくても、ご心配なく。どうやらカセットの売上が伸びているらしい。最近発表された『Nielsen music study』によると、2016年のカセットテープの売上が前年比で74%アップし、2015年より55,000本多くテープが売れたという。

Discogsマーケットプレイスにおけるカセットの売上

Discogsのデータベースやマーケットプレイスで、少し前からあるトレンドが見られることに気付いた。衝撃とまではいかないが、ヴァイナル盤の売上の急速な伸びと並び、カセットへの関心が高まっていることに驚かされた。Discogsは去年の初めに『marketplace analysis for 2015』を発表したが、ヴァイナル盤やCDなどの他の形式に比べて前年比で売上が最も伸びたのがカセットで、37%上昇していた。その売上は『mid-year marketplace analysis』とデータベースのハイライト でさらに伸び、カセットの売上は前年の同じ時期から42.6%の上昇を見せた。人気のあるヴァイナル復刻盤やCDなどの形式を上回るにはまだ遠いが、対前年比で最も成長している。

なぜ人はカセットを選ぶのか?

テープの人気上昇は、Justin BieberThe WeekndGuardians of the Galaxy soundtrackなどの有名アーティストがカセットで曲を発表していることが理由として挙げられている。また、 EminemBlink-182Princeといったアーティスト の曲がカセットで再発売され、その勢いを後押ししている。BandcampやDiscogsといったオンラインでカセットを販売するサイト、個々の小売業者、Urban Outfittersなどの大手チェーンによってカセットが以前より手に入りやすくなっていることも、カセットのリバイバルに一役買っている。Record Store Dayのスピンオフ、Cassette Store Dayの影響や懐かしさも、その理由の一端を担っているといえる。

カセットをずっと身近に感じている人もいる

小さなレーベルやバンドでは既知の事実としてずっと行われてきたことだが、販売枚数の少ないレコードやアルバムにはカセットが好ましい。カセットは安価で簡単に複製できる上、ちょっとした機械ですべて自分でできる。また軽いので、ツアー中のバンドが持ち運びしやすい。手頃な価格でコンパクトなので、ファンにとってはヴァイナル盤よりバンドの物販エリアにあるテープの方が買いやすい。カセットの音質の低さに対し不満を持つ者もあるが、一部のインディーズ、パンク、ノイズミュージックアーティストは自分たちの音楽にプラスとなることを理解している。

カセットの最近のブームについては懐疑的な人も多く、企業が流行りを利用しているにすぎないと考えられている。古いウォークマンやラジカセを引っ張り出してくる前に、カセットは販売が最も大きく成長している音楽形式ではあるが、ヴァイナル盤やCDアルバムの売上にはまだ遠く及ばないことを思い出してほしい。テープを肯定するにしても否定するにしても、とにかく物理的に音楽が購入されるなら、何でも素晴らしいのだから。

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