私たちがどれ程、レスター・バングス、デイブ・マーシュ、ロブ・シェフィールドら著名音楽評論家を敬愛していても、一般大衆と音楽評論家の間には隔たりがあるのではないでしょうか。私たちが普段好んで聴いている音楽と評論家たちが思う聴くべき音楽は、時として違うものだと思います。
これはとても議論の余地がある問題です。両者(一般大衆と評論家)どちらともコーヒーテーブルに足を伸ばし、コーヒーを手にレコードを聴きながらその1日を終えるでしょう。そこに敗者はいませんが、その議論が終わることはありません。
評論家は常に何か新しく、その時代にベストな音楽を見つける使命を背負っています。メインストリーム音楽は常に大衆を惹きつける魅力を持っていますが、評論家は時としてそういった主流音楽から逸脱し、新らしいものを見つける探求を試みています。そしてまた、同じように主流音楽とは別に新らしい音楽への探求を楽しむリスナーが何百万人と存在し、聴くべき音楽、そうでないものを精査し、それぞれの素晴らしいレコード・コレクションを持っています。
そう、それが今回のリストの目的です。リアルなリスナーとそのコレクション。今回のベスト・アルバム Top 200のリストはDiscogsユーザーが購入、または購入したいレコードで構成され、2010年以降のポピュラー音楽の魅力的な一面を描き出しています。
2010年代のスーパースター?それはトップ15に3枚ものアルバムをチャートインさせた、ケンドリック・ラマーで間違い無いでしょう。そして、2010年代に亡くなり、最も悔やまれたアーティストの一人である、デイビッド・ボウイ。彼の死は間違いなく最終作「Blackstar」を2位に輝かせた一因でしょう。トップ30に3枚のアルバムがランクイン、テーム・インパラ!?みなさん、時として私たちの好みと音楽評論家の好みは一致するものなのですよ。
さあ、今回のTop 200のリストをチェックし、何枚のレコードがあなたのコレクションの中にあるのか探してみてください。そして、聞いたことのないバンドもチェックして、新しいお気に入りを見つけてください。音楽好きの若造や、退屈なベテラン評論家の意見を聴く必要はありません!あなた自身が探し出すのです。それがあなたの仕事です。どうぞ楽しんでください!
最後に、今回のTop 200に選ばれたアナログ・レコード全てを「5G Is Here」というキャンペーン商品で、1つのパッケージにまとめてくれたVNYLに感謝です。詳細は、VNYLをチェックしてみてください!
The 200 Best Albums Of The 2010s