DISCOGS 台北的レコードショップガイド (台湾)

你好!私たちDiscogsクルーは一月末に開催されたRed Bull Music 3 Styleの世界大会に出席し、大会のジャッジでもあるDJ Skratch Bastidの主催するアフターパーティー「Skratch Bastid BBQ」をサポートするため台北を訪れました!日本から旅行する人は多いものの以外に知られていない台北のレコードショップ。そこで、今回は私たちが訪れた台北のレコード・ショップをご紹介します!

私は今回初めて台北を訪れたのですが、本当にグレイトな街でした!温暖な気候、フレンドリーな現地の人々、安くて美味しい食べ物、大盛りがりのイベントと本当に最高の1週間を現地で過ごすことができ、また近いうちに訪れたいなと思っているところです。(Red Bull Musicには多大なる感謝です!)

やっぱり、みなさん気になるのは現地のレコード事情ですよね?事前に台湾のレコード・ショップやシーンについて調べてみたのですが、レコード・ショップはあるもののどんなレコードを取り扱っているのかあまり情報がない。。。そんな所であまり期待せずに現地に向かったのですが、その予想は大間違いでした!限られた時間の中でも個人的には満足のいくレコードが購入でき、後ろ髪を引かれる思いで彼の地を後にしました。御託はさておき、それでは台北のレコードショップをご紹介したいと思います!


Eslite  (Xinyi Store)

Eslite (Xinyi Store)  3F 11 Songgao Road, Xinyi District, Taipei 110

まず始めに訪れたのは、アジア版のTIMES誌で「アジアの最も優れた書店」にも選ばれた「誠品書店 (Eslite)」の信義店。書店と言いつつもデパートとしても展開し、本・音楽だけではなく、オシャレなアパレル店やフードコートなど総合施設ビルになっています。さて本題のレコードですが、デパートなのでレコードはあまりないかなと思いつつ入店してみると、かなりの量がありました!商品の割合としては、新譜7割、中古3割といったところです。新譜はオールジャンルで日本盤・ヨーロッパ盤・アメリカ盤があり、中古盤はクラシックをメインに、ロックと他ジャンルが少々と言う感じです。レコードの他にも国内外の新譜CD, ヘッドフォン、レコードプレイヤーなど沢山の音楽商品を取り揃えていています。観光名所の「台北101」からほど近い場所に位置しているので、観光途中にも気軽い立ち寄れるお店です。


indiemusic records

indimusic records  3F. No. 297-5, Section 3, Roosevelt Rd, Da’an District, Taipei  106

お次は、約20年近く創業する老舗レコード・ショップ、 indiemusic records。老舗だけあって、中古CDをメインにかなりの在庫量です。CDは、台湾の国内の音楽から日・洋の様々なジャンルを取り揃えています。中古レコードもオールジャンルで適度な量をストックしています。CD棚の下段に無差別にレコードがストックされているのですが、逆にそれがディグ(レコード掘り)スピリットに火をつけますね。今回このレコード道中に同行していたSkratch Bastidは、Kanye Westが「Jay-Z/Girls, Girls, Girls」でサンプリングした Tom Brock台湾盤を発見!本人も含めて、こんなの出てるんだ!とかなりの驚きでした。現オーナーは2代目だそうで、台湾でVJとしても活躍し、日本にもよく来られるそうです。


White Wabbit Records

White Wabbit Records 1F, No.1-1, Ln. 21, Pucheng St., Da’an District, Taipei City, 106

台湾のインディー・ミュージックシーンを知りたければ 、ここWhite Wabitt Recordsです。台湾のローカル・アーティストの新譜CD・レコードや、セレクトされたロックなどの輸入盤を扱うお店です。また、台湾や香港のアーティストをリリースするレーベルとして活動しています。(DiscogsでもWhite Wabbiteのリリースをチェックできますよ!) 海外からアーティストを招聘したり、ミュージック・フェス「LUC Fest」を台南で開催するなど、台湾のインディー・シーンを牽引する重要なお店です。フレンドリーで音楽知識な豊富なスタッフにぜひ台湾のおすすすめアーティスト、作品を聞いてみてください!


先行一車 (Xian Xing Yi Che)

先行一車 (Xian Xing Yi Che) No. 102, Shida Road, Da’an District, Taipei City, 106 

非常に興味深い店です。まず、始めにこの場所を探すのに一苦労しました。見ての通り一般の家のような外見で、普通に歩いていると見逃してしまいます。中もこれまたユニークで、普通の家?を改造したかのような部屋には壁一面レコード!男性6人でお店にお邪魔したのですが、その時点で店はギュウギュウです。品揃えは全て中古のレコードで、欧米のジャズ、ロックから日本のフォーク・ジャズ、台湾の音楽までヴァライエティに富んだ内容です。オーナーは日本のフォーク、ノイズミュージックがお好きだそうで、お店の名前「先行一者」は 友川カズキさんの同名曲から由来しているとのこと。その友川カズキさんを台湾に招聘しライブを開催するなどレーベルとしても活動し、国内外のアーティストをリリースしています。


Waiting Room

Waiting Room No. 1, Alley 10, Lane 40, Chang’an West Road, Zhongshan District, Taipei City, 104

台湾を代表するインディー・ロック・バンド「透明雑誌」のメンバーがオーナーを務める「Waiting Room」。オーナーやスタッフによってセレクトされた、アパレル・音楽・アートブックがセンス良く配置され、台湾のユース・カルチャーのトレンドをチェックできるお店です。レコードは、台湾を始め世界各国のインディー・ロックやエクスペリメンタルなどの新譜を取り扱い、ここでしか手に入らないCDやレコードもあるそうです。オーナーさんはとても親切で、英語も堪能なハンサム・ガイ。台北駅から徒歩で行ける距離にあるので、台湾インディーズ音楽、ファッション・シーンを知りたいのならここです!


Xiao Sung Records

Xiao Sung Records No. 79, Section 2, Xiyuan Road, Wanhua District, Taipei City, 108

繁華街から少し離れた下町に位置する老舗レコード店「小宋唱片」。ちなみに中国語で「唱片(ツォン・ピェン)」はCD・レコードなどの音楽メディアを意味する単語です。写真を見ての通り棚には中古のレコードがギッシリ!日・洋盤のジャズ・ロック・クラッシックから日本の演歌、台湾音楽まで幅広い品揃でお値段も良心的です。レコードも商品化される前に、クリーニング・マシーンを使ってちゃんとお掃除されています。オーナーさんは私の拙い中国語を元に、探していた台湾のレコードを見つけてくれました。他にも台湾産ライブラリー・レコードなどをゲットし、満足な買い物ができました。言い忘れましたが、土足厳禁なので靴を脱いで入店することをお忘れなく!


Vinyl Decision

Vinyl Decision No. 6, Lane 38, Chongde Street, Xinyi District, Taipei City, Taiwan 110

カフェ・スペースにレコード・セクションが併設されたVinyl Decision。カフェがメインかなと思って訪れみると、壁には大量のレコードが! 全て中古レコードで、イギリス人オーナーによってセレクトされた洋・邦盤のロック、ジャズ、ソウルなど、センスの良い商品が揃います。時間がなくてあまりレコードをチェックすることができませんでしが、日本企画の名盤「Miles Davis/ Dark Magus」の帯付きなんかもありましたよ!カフェなので、レコードを見るのに疲れたらお茶もできるし居心地の良いお店です。Discogsでも販売されているのでぜひチェックを!


THT RECORDs

THT RECORDs  No. 10-2, Xing’an Street, Zhongshan District, Taipei City, 10491

お次もカフェ・バー兼レコード・ショップのTHT RECORDs。台湾はどうやらコーヒーやお酒を飲みながらレコードを聴く・買うといった文化が根付いてるのでしょうか?台北やそれ以外の都市にもこういったお店が多数あるようです。オーナーさんはミュージシャンで、もっとレコード文化を台湾で広めたいということでこのお店を経営されているそうです。お店の二階にレコード・セクションがあり、オーナーがセレクトした新譜を中心に国内外の様々なレコードを取り揃えています。中古レコードの割合は少なめですが、私はこのお店で The Salsoul Orchestraの台湾盤をゲット!中国語のフォントが新鮮です。深夜1時までオープンしているので、お酒のお供にレコードを!


Eslite Dunnan Store

Eslite Dunnan Store No. 245, Section 1, Dunhua South Road, Da’an District, Taipei City, Taiwan 106

最初にご紹介したEsliteの敦南店。現地の人から「ここが一番、中古のレコードあるよ」と聞いたので、夜の9時過ぎに来店。なんと夜11時半まで営業しています。(教えてくれたAndrewに感謝!)新譜も豊富ながら中古レコードもかなりの量で圧巻です。オールジャンルの取り揃えで、日本盤、洋盤、台湾盤といろいろあります。結局、ここで2時間以上費やし珍しい日本盤や台湾盤をゲット。CDやレコード・アクセサリーも取り扱っています。ちなみに「誠品書店 (Eslite)」は、2019年秋に東京・日本橋に上陸予定だそうです!


番外編

最後にレコード・ショップではないのですが番外編を。かなりの量の7インチ・レコードがあるという噂を聞きつけたので、とある場所に行ってみたところ大変な事に。。。ほぼ裸の状態の7インチ・レコードの山、山、山。10日間の期間限定オープン中だったそうで、今回幸運な事に立ち寄ることができました。7インチの量もさることながら、オーナーはテレサ・テンの珍しいレコードを沢山の所有していて、テレサ・テンの70年代のデッドストック・7インチや、軍関係者のみに配布されたピクチャー盤(写真右)などを拝ませて頂きました。この7インチ・レコードの山ですが、日本で開催予定のCrate Diggers Japanでの販売を目下交渉中なのでお楽しみを!


 

最後に台湾盤のレコードについて少しお話を。今回のレコード・ショップ巡りで60年〜70年代の欧米音楽の台湾盤をたまに見かけました。現地の人からの情報によると70年代中頃から後半まで台湾ではJASRACのような音楽の著作権団体がなく、この時期までの海外音楽に関しては、台湾で正式にライセンスを取得して製作されたレコードはほとんど無いそうです。私が購入した欧米音楽の台湾盤も全て台湾独自のレーベルによって製作されたものでした。という事情で、こういったほとんどの台湾盤はDiscogs上では非公式(Unofficial)という扱いになり、売買することができません。(Discogsの根幹は音楽データ・ベースなので、データしてのアーカイブは可能です。)

今回の旅では、思っていた以上に台北でのレコード・カルチャーの盛り上がりを感じ、ナイスなレコード・ショップも確認することができました!今回ご紹介したレコード店はそれぞれ少し距離が離れていますが、台湾はタクシーの運賃が安いのでそれほど交通費はかかりません。日本からも飛行機で約3時間とかなり近く、ご存知の通り親日国家で治安も良い国です。台北は観光だけでなく、レコード・ショップ巡りもお勧めできる街だと思います。今回ご紹介したレコード・ショップ以外にも、まだお店はあると思います。もし、お勧めのショップをご存知であれば、Discogsの姉妹サイトVinyl Hubにぜひ登録してください!それでは、再見!

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