2018年3月は、Discogs上で高額レコードの取引が非常に多かった１ヶ月でした。なんと15枚ものレコードが2,000ドル以上、さらに4枚ものレコードが$6,000ドル以上で取引されました!! 熱心なコレクターの方々にとって、これまでの中でも最もアクティブな１ヶ月間だったと思います。

3月のハイライトに移る前に、一つ報告させて頂きたい事があります。諸所理由で2月の高額取引レコードリストに入らなかったのですが、本来は入るべき一枚がありました。それは Freddie Chavez ‎– Baby I’m Sorry / They’ll Never Know Whyで、1,492.38ポンド (取引された日の為替レートで、およそ1,800ドル！) で取引された高額レコードです。このレコードの名誉の為に、今回報告させて頂きました。

それでは、今回の高額取引レコード Top 30のハイライトに移りたいと思います。
今回のリストには、Nirvana のファーストアルバム、「Bleach」が2枚も含まれています。しかし、この2枚は同一のレコードではなく、片方はテストプレッシングのレコードです。ここ最近の高額取り引きレコードのリストでは、ポストパンクのレジェンド Joy Division 抜きでは語れなくなってきていますが、3月は堂々のTop 5入りです。このレコードは、現在Discogs上で2枚出品されていますので、お探しの方にはグッドニュースかもしれません。毎度お馴染みなので、みなさんも予想されていたと思いますが、そうです、今回もThe Beatles のレコードがいくつかチャートインしています。

ジャンル別に見てみると、やはりHardcoreやPunkが大きな割合を占めている事がわかります。Funk/SoulやDiscoについても同じ事が言えますね。Punkと言えば、日本からは1978年にゴジラ・レコードより300枚限定で発表された恒松正敏の幻の1st EPが22位にランクインしています。20位には、ブラジルのボサノヴァのレコードがランクインしています。もし、ブラジルのトロピカリアのレコードについてもう少し知りたければ、以前のブログでブラジリアントロピカリアについて特集していますので、ぜひご一読を！

高額取り引きレコードリストでよくあるパターンなのですが、一度販売されたレコードが数ヶ月後に再度高額で販売され、リストに入ることがあります。今回は、数ヶ月前に販売されたTom Prehn Kvartetのレコードが、再びリスト入りしています。

そろそろ皆さん、今回の一位はなんだろう？って思われている頃だと思います。先週、公開したDiscogs 2018年上四半期のレポートを読んでいただいた方はご存知だと思います。もし毎月このTop 30の企画をチェックしていらっしゃる方がいれば、見慣れたレコードかもしれません。（いつもチェックありがとうございます！）それが、また今回もなんですよ！

ハイライトは以上になりますが、今回もみなさんに楽しんでもらえればと思います。また、ご意見・ご感想があれば、私たちのFacebook, Twitter またはブログにどしどし書き込みをお願いします！